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2022.09.01

【Web担当者必見】ゼロから学ぶWebマーケティングの基礎と全手法・2022年版

ゼロから学ぶWebマーケティングの基礎と全手法!

出典:https://www.pexels.com/photo/business-charts-commerce-computer-265087/

Webマーケティングとは、Web上で集客をする手法のこと。より具体的にいえば、自社のWebサイトに訪問してもらい購入や問い合わせをしてもらうまでの全プロセスを構築することです。

集客から購入プロセスまで関わるため、Web上で完結する部分については、担当者の手腕次第で企業の業績が大きく変わってしまいます。

しかし、誰もがすぐに大きな実績を出せるわけではありません。子どもが自転車に乗れるまでに何度も失敗するように、Webマーケティングの手法をすべてマスターするには、何度も失敗を繰り返しながら一歩一歩進む必要があります。

まずその一歩として、Webマーケティングの手法の全体像をつかむといいでしょう。その後、それぞれの手法を具体的に学んでいけば、最短距離でWebマーケティングを理解できます。

そもそもマーケティングとは?

Webマーケティングを始める前に、マーケティングについてどの程度理解できていますか?きっと、マーケティングの「マ」の字も知らないまま、Webマーケティングの手法を知ろうとしているのではないでしょうか。それでは、信頼される担当者になれないどころか、社内や社外の人から「できないマーケティング担当者」の烙印を押されかねません。

できる担当者になるためにも、まずはマーケティングについて全容を理解することが大切です。それも、ほんの数十秒で理解できるので、「マーケティングについて知りたい」という人は、要チェックです。

マーケティングとは、集客から購入までのプロセスを作る仕事です。顧客にどうアプローチして、どうすれば購入してもらえるか考えなければいけません。テレビ広告を使うのか、ネット広告を使うのか、SNSを使うのか。ネットや本を見れば、このように様々な手法が紹介されています。

しかし、マーケティングで最も大切なことは、「受け手の感情」を動かすことです。人は、論理ではなく、感情で動くと言われています。プロの交渉人は、交渉に勝つために、相手の感情をどう動かすかを常に考えています。

もしあなたもWebマーケティングで結果を出したのであれば、受け手の感情をどう動かすかを常に考えて手法を使い分けるといいでしょう。

WebマーケティングはモバイルとSNSも念頭に

これからWebマーケティングを始める人はモバイル(スマホ)の重要性を理解しておく必要があります。Webマーケティングは、ここ数年で、すっかりパソコンからモバイルへシフトしました。2000年代は、まだまだパソコンで情報を探す人のほうが多くいましたが、スマートフォンが普及してからというもの、モバイルで検索をする人が圧倒的に多くなりました。また、ブラウザでの検索だけでなく、世代によってはSNSの検索が主流になっています。

その結果、ホームページはスマートフォンでも読みやすいように最適化され、SNSを使ってマーケティングを行うのが当たり前になっています。今後のWebマーケティングにおいて、モバイル・SNSの重要性は増していくばかりでしょう。

Webマーケティングの基礎知識

Webマーケティングは、集客から購入までの全てのプロセスをさしますが、ここでは「集客」と「購入」の2つに焦点をあて、それぞれの手法をご紹介します。

集客するための手法

従来のマーケティングであれば、テレビCMや新聞広告、ラジオなどが集客のための手法でしたが、ターゲットをしぼれず、分析もしづらいため、費用対効果の測定が簡単ではありませんでした。

一方、Webマーケティングは、広告を出すターゲットをある程度絞ることができます。さらに、様々なマーケティングツールが登場したことで、費用対効果の計測も容易にできるようになりました。

ここでは、自社のホームページに人を呼び込む集客手段をご紹介しましょう。

SEO対策(Google対策)

SEO対策とは、GoogleやYahooで検索したときに、自社のホームページやサイトを上位に表示させる施策のことです。検索で上位されれば、言うまでもなくホームページの閲覧数(PV)はあがり、流入が増えます。結果的に、問い合わせや購入にもつながるため、企業はこぞってSEO対策を施しています。

ただし、Googleは各ホームページを独自のアルゴリズムで評価をしています。このアルゴリズムについては公表されていないものの、ユーザが求めるコンテンツを適切に用意する必要があります。様々な観点があるようですが、ここでは、SEO対策という施策があるということだけ覚えておいてください。

アフィリエイト広告

アフィリエイトとは、メディア運営者にネット上で商品の宣伝をしてもらう手段のことです。一番身近なもので言えば、アマゾンアフィリエイトが有名です。洋服やお酒、パソコンから書籍などを紹介しているブログを見たことがあるのではないでしょうか。そこには、必ずアマゾンのリンクが貼られているはずです。

読者がそのリンクをクリックし、商品を購入することで、メディア運営者に紹介料が入る仕組みになっています。アマゾンは一例ですが、ASPと呼ばれるメディア運営者と広告出向者を繋げるサービスがいくつも存在しています。

SNSマーケティング

スマートフォンの普及と同時に、TwitterやFacebook、Instagram、LINE、TikTokなどのSNSも普及しました。今の時代、10〜20代の若者であれば、Googleで検索をせず、SNSで検索をするほどです。総務省の調査では、10代20代の1日のSNS利用時間が1時間を超え、休日の20代では2時間近いデータもあります。

そこで近年注力されているのが、SNSマーケティングです。自分で運営すればお金も関わらないとあり、大手企業から個人経営のお店にいたるまで、企業アカウントを作り積極的に活用をしています。SNSの特性を使ったキャンペーンなど、様々な使い方が出てきています。

インフルエンサーマーケティング

SNS広告

SNSマーケティングと同じように利用されている「SNS広告」。FacebookやTwitter、Instagram、LINE、TikTokに広告を出す手法です。ターゲットの年齢や所在地、趣味嗜好に合わせて対象を絞れ、費用対効果が大きいということもあり、人気を集めています。

また、フォロワーが少なくても、広告を出すだけでホームページに集客できるので、SNS運用が手間だと感じる企業にはいいでしょう。広告費用も少額から始められるので、スモールスタートをしたい人や様子をみたいという人にも最適です。

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーとは、影響力を持った個人のこと。具体的には、TwitterやInstagram、TikTok、YouTubeなどで多くのフォロワーやファンを持っている個人のことです。そのインフルエンサーに依頼をして、自社の商品やサービスを紹介してもらうのが、インフルエンサーマーケティングです。

インフルエンサーのフォロワーは、ファン層が固まっていることもあり、ターゲッティングしやすいのが特徴です。例えば、YouTuberといえば、ヒカキンが有名ですが、視聴者は10代〜20代が多いと言われています。ヒカキンが複数持っているアカウントの合計フォロワーは、なんと2000万人にのぼります。日本の人口が1億2000万人と考えるとその影響力の大きさがわかるのではないでしょうか。

動画広告

ここ近年、動画広告が非常に伸びています。特にYouTubeで動画を見るときには、必ずといっていいほど10〜20秒ほどの広告が流れます。YouTubeやTikTokといったSNSを活用した動画広告は、今後も伸びていくことが想定されています。

ネイティブ広告

ネイティブ広告とは、よく使われるネット広告の1つ。別名記事広告ともよばれます。大手メディアにまるでその媒体の記事であるかのように、商品やサービスを紹介してもらう方法です。それぞれのメディアに馴染んだものが多く、読者も広告見ていると感じにくいため、購入に繋がりやすい手法です。ただ、大手メディアに記事を出すとなると1記事数百万円という金額になります。費用対効果が見込めるとしても、予算をあらかじめ取っておく必要があるでしょう。

Google広告

Googleに広告を出すには主に2つの手法があります。1つはメディア運営者と広告出稿者の間をGoogleが仲介して広告を出すディスプレイ広告です。広告出稿者は、Googleに対して広告費を払います。そうすると、メディア運営者のメディアにとってある広告スペースに、出稿者の広告が表示される仕組みです。

広告出向者は、広告を表示させたいメディアを選ぶことはできませんが、指定したジャンルのメディアに表示させることができます。また、リマーケティング/リターゲティング広告といわれる、特定のサイトを来訪した人へ、再度広告を表示させる枠として使われることもあります。

もう1つはリスティング広告です。Googleで検索をすると、1ページに10個前後の検索結果が表示されますが、1番上から2〜3個ほどは広告の可能性があります。検索結果をよく見て見るとわかりますが、広告には広告と表示されています。これをリスティング広告とよびます。

この広告のメリットは、その広告がクリックされれば、Googleに対して費用を払いますが、クリックされなければ費用を支払う必要はないということ。また、検索キーワードを指定して広告を出せるので、ターゲットを絞りやすいということです。人気の高いキーワードは、広告費用が高いため注意しましょう。

また、最近ではローカル検索広告という、位置情報をもとにGoogleマップへ広告を掲載する手法も活用されています。主に、店舗型ビジネスへの集客に有効です。

購入してもらうための手法

ここまで、集客するための方法をご紹介してきましたが、ここからは購入してもらうための手法をご紹介します。購入してもらうための手法とは、

マーケティングオートメーションツール(MAツール)

マーケティングオートメーションツール(MAツール)とは、マーケティングの全プロセスの管理や自動化をするツールのこと。数多くのツールがあり、アクセス解析、キャンペーン施策の策定、リード管理(ホームページ来訪者の管理)などの機能があります。潜在的な顧客にスムーズに購入プロセスまで到達してもらうための機能が多くあり、最短ルートで結果を出したい企業や個人に最適なツールです。

EFO(エントリーフォーム最適化)

購入プロセスで1番の重みになっているのが、申し込み欄。「住所」「氏名」「電話番号」「クレジット番号」「メールアドレス」などの情報を入力している途中で、面倒くさくなりホームページから離脱してしまうことがよくあります。

EFOは、そのような離脱を防ぐためにできるだけ、入力を簡素化する方法です。住所は郵便番号を入力するだけで、すべて表示される手法はまさにその典型。特に最近は、スマートフォンで入力することが多いため、メールアドレスの入力は敬遠されがちです。1番の理想は、アマゾンの1クリックボタンのように、何も入力せずに購入が行える状態。マーケッターは、購入プロセスのストレスを減らす工夫が求められます。

LPO(ランディングページ最適化)

ランディングページとは、サイトの入り口のこと。そして、LPOとはインターネット広告、SNS広告などそれぞれの流入元に合わせてページを最適化することです。具体的には、ページのデザインや文章、写真を流入元ごとに変えたページを用意して、読者に最適なコンテンツを届ける手法のことです。

モバイル最適化

最初にもご紹介しましたが、パソコンからモバイルへのシフトは急激に進んでいます。最近の10代はパソコンすら持っていないという人も多く、若い世代を狙うのであればなおさらモバイルに特化したサイト構築が必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?Webマーケティングの手法は年々変化しているので、常に最新の手法を取り入れていく必要があります。通信環境やデバイスの進化で、モバイルは外せません。また、SNSマーケティングも若い世代の行動変容により必ず押さえておかなくてはいけない分野です。

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