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インタビュー
2018.10.31

ウェブで培ったノウハウを活かし、予防医療で社会貢献を目指す
―― パートナーインタビュー 株式会社マイクロウェーブ

執行役員 髙田志郎様

ハートコアの製品やサービスの導入をお手伝いいただいているパートナー企業の皆様にお話を伺う、パートナーインタビューシリーズ。

今回は、株式会社マイクロウェーブ執行役員の髙田志郎様とカスタマーリレーション本部の林佐知香様にインタビューしました。

ウェブサイト構築の上流から下流までをワンストップでやり遂げる

―― まずは御社の概要をお聞かせいただけますか。

(髙田)創業は2000年で、私も創業メンバーの1人です。元々は制作会社からのスタートで、今はウェブサイト構築が主な事業です。コンシューマー向けから業務系まで、幅広く対応しています。また、得意先企業の規模、分野もさまざまです。ウェブ構築に近い領域として、ウェブアプリケーションや、スマートフォンアプリケーションの開発も行っています。

ウェブサイトの構築については、インターフェイスデザイン、すなわちクリエイティブだけではなく、戦略・技術開発など、さまざまな職種のメンバーを揃え、上流から下流までの自社一貫体制を構築しています。

例えば、SIerさんの場合、開発は得意でもクリエイティブやユーザビリティへの配慮が苦手というケースもありますが、当社は不得意領域をもたないため、総合的にこなせます。広告代理店からの受注や部分的な協力にとどまる場合もありますが、企業から直接の依頼を受けて、コンサルテーション、企画なども行いつつ開発を進め、運用まで担うことも少なくありません。「ウェブインテグレーションをワンストップですべて行える」ということが弊社の強みです。

ウェブで培ったノウハウを医療分野に活かす

―― 今、注力している分野などはありますか?

(髙田)ウェブインテグレーション事業に加え、ヘルスケア事業を立ち上げました。とりわけ予防医療で、社会に貢献したいと考えています。

執行役員 髙田志郎様
医療の分野では、紙に手書きで記されたアナログデータが使われているケースも多いのですが、まずはそれらのデータをOCRで読み取ったり、機械学習を取り入れたりして効率化を図りながらデジタル化し、データベースを構築します。システムの開発に当たっては、医療データの標準化に取り組んでいる企業と一緒に進めています。

さらに現在、企業のお客様から福利厚生の一環として請け負うかたちで、予防医療サービスを開発しています。これは、従業員の方々のデータを元にしたもので、一人一人が自分の健康状態を確認でき、ストレスチェックや健康指数のシミュレーション、生活習慣病予防のための支援情報が得られるサービスです。アドバイスに当たっては、AI(人工知能)も一部利用しています。充実した予防医療サービスに導けるよう、収集したデータをもとに改善提案を企業のお客様に対して行えるように進めています。

医療データは個人情報そのものですから、安心安全な管理が求められます。データ入力・管理から従業員の方が使いやすくわかりやすい設計、そしてAIの応用に至るまで、ウェブインテグレーションで培ったノウハウを利用しています。

デジタルマーケティングのできるツールへの関心が高まっている

―― ハートコアの製品はどのような企業に採用されていますか?

(髙田)先にもお話ししたように、当社のお客様はさまざまな業種業態や規模があるため、CMSのツールについては、その企業にあったものを提案しています。HeartCoreは大企業向けだと考えています。実際に導入いただいている企業としては、大手の教育系企業や鉄道会社、オフィス機器メーカー、チェーン展開されている料理教室などがあります。

ここ数年、大型のウェブサイト構築やリニューアルの案件が続き、どのようなツールを提案するかについていろいろ調べたのですが、HeartCoreの良い点は、使い勝手が良く、カスタマイズ性に優れていること、そして新たな取り組みなどから将来性がありそうだということです。こちらについては、カスタマーリレーション本部プロデューサーの林から詳しくお話しさせていただきたいと思います。

カスタマーリレーション本部 プロデューサー 林佐知香様

(林)お客様のタイプとして、ビジネスを全国展開しているものの、拠点ごとにコンテンツマネジメントの方式が違うので統一したいといったケースがよくあります。その中でもニーズとして多いのは、閲覧している人に応じたコンテンツの出し分けです。このニーズに応える機能を持つCMSとしてHeartCoreをお勧めしています。

また、大手企業様が関心を寄せられるポイントとして、デジタルマーケティングがあります。HeartCoreはデジタルマーケティングへの機能拡張が可能ですので、Webを通じたマーケティング効率を上げていきたい企業に対しても提案しやすいですね。そのようなお客様自身あるいはSIerや広告代理店などが、最初からHeartCoreを指名される場合もあります。

他に、HeartCoreは、HTMLベースで管理画面をカスタマイズできるので、エンドユーザーが使いやすい画面を開発できる点が良いと思います。

AI、音声入力……先進技術を貪欲に取り入れていく

―― 今後のビジネス展開についてお聞かせください。

(髙田)基本的には先進的な技術を貪欲に取り入れて、業務を拡大していきたいと考えています。
画像認識やAIによるレコメンデーションなどは既にヘルスケア事業で一部取り組んでいますし、AIを使ったものとしてはチャットボットなども取り入れようとしています。また、Pepper(感情認識ヒューマノイドロボット)を使ったアプリケーションの開発をしたこともあります。

株式会社マイクロウェーブ

ウェブやアプリケーションも含め、新しいインターフェイスとして、スマートスピーカーなどによる音声入力といった音声に対する注目度も上がっていますので、そちらも追っていこうとしています。実際、家電メーカー様からの、家電製品を音声入力でコントロールしたいというご要望にお応えした実績もあります。

先進技術は、普及に時間がかかります。当社でも試験的なレベルではいろいろな取り組みをしており、そこで知見や実績をためて、普及段階でアドバンテージを取れるように備えたいと思っています。

―― ありがとうございました。

企業情報

株式会社マイクロウェーブ
設立:2003年6月(創業:2000年4月)
https://www.micro-wave.net
東京都渋谷区渋谷1-15-21 ポーラ渋谷ビル4F

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