2022年6月28日
ハートコア株式会社
ニュースリリース
ハートコア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:神野 純孝、以下 ハートコア社)は、世界初となる12K対応リアルタイム360°VRカメラ「truRes-12K」(truRes読み方:トゥルーレゾ)を開発したことを発表いたします。また、6月29日(水)〜7月1日(金)に東京ビックサイトで開催される「XR総合展」(RX Japan社)のハートコア社ブースで実際のカメラをお披露目いたします。
近年、VRやAR、メタバースといった、仮想空間を通じて新しい生活や社会を創り上げる技術が注目されています。そのような中、これまでの360°VRカメラは8K対応までが最大となっており、特にVRゴーグルを装着した際の画質不足により「VR酔い」「頭が痛くなる」「詳細がわからない」「人の顔が見分けられない」などといった課題がありました。また、現在12Kとして販売されているカメラは、4Kセンサーを8個組み合わせて12Kとうたっているに過ぎず、実際に計算すると実質8Kとなっているのが現状です。
この度、ハートコア社が開発した12K対応の「truRes-12K」は、カメラ、チップセット、スティッチング処理技術、圧縮技術を同時に開発することで、世界で初めて12Kに対応し、繊細で高品質な画像によるよりリアルでスムースなVR映像を提供することが可能になりました。
これにより、以下のような分野での活用が見込まれます。
また、携帯キャリア各社より本格始動した「大容量・低遅延・多接続」といった特性を持つ「5G」によって、VRもスムーズな配信が可能となり、リアルタイム配信やタイムラグが減少されることが予想されます。5G時代の本格到来により、コンテンツホルダーにとっては「没入感」をキーワードとした、保有コンテンツの魅力を活用したさらなる展開が見込まれます。
製品ページ:https://www.heartcore.co.jp/products/CX/truRes.html
7,680 X 7,680の四角いイメージセンサーを利用。
VRのため、3840 X 3840 X 3.14 = 46,301,184
が1つのカメラとなり、2個の利用でX2になり、合計 92,602,368
で、実質10K相当(通常の業界でのカウントで言うと16K)の画像を撮ることが可能。
<イメージ動画> URL:https://youtu.be/TNL16a8r58g
価格:お問い合わせください
現段階では、VRはまだうまく事業化できているとは言い難い状態です。大きな問題点は画質にあります。低画質の画面を見ると、実際に見ている画面と違い、脳内で補正がかかります。人は見ている画像を、自分の見たい画像に補正する働きがあります。ただし、脳を余分に使うために非常に疲れます。 「VR酔い」の多くはこの脳内変換が大きな原因です。
有名なところで言うと、古いパソコンは文字を大幅に省略して記載していました。よく見ると全く違うのですが、脳内で補正します。なので、本を見る場合と違いパソコンの画面や、タブレットで本を読むと疲れるのもこのためです。
「truRes」(トゥルーレゾ)の名前の由来は、“True=真実の、Resolution=解像度”を組み合わせたところから来ています。これまでのVRカメラはゴーグルを通じてあたかもその場にいるように仮想現実を体験することができましたが、画質が追いついておらず、どうしても違和感を感じずにはいられませんでした。そこで、より現実に近い体験ができ、さらにはそれをサービスへ展開できるよう、高画質のカメラを開発しました。また、枝番に「-12K」とついているように、今後の技術革新に伴うより高画質の商品が出てくることを見込んでいます。当社も12Kで留まらず、更なる高画質の製品を開発と、それを活用したソリューションを提案していく予定です。
6月29日(水)〜7月1日(金)に東京ビックサイトで開催される「XR総合展」(RX Japan社)のハートコア社ブースで実際のカメラをお披露目いたします。ぜひ、この機会に体験ください。
ハートコアは、今後もソリューションの開発・提供を通じて、企業活動の発展を支援してまいります。
E-Mail : pr@heartcore.co.jp